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野球知識: フィルダースチョイスの意味は?誤解と正解をわかりやすく説明

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こんにちは!

今回は野球をよく知っている人でも時たま間違って使ってしまう用語「フィルダースチョイス」について詳しく解説していきます!

よく勘違いしてしまう事例を挙げながら詳しく解説していくので改めて用語の詳しい意味を知りたい方必見です!

最後までお読みいただければ幸いです!

フィルダースチョイスの意味とは?

まずはフィルダースチョイスの意味を解説します!

「フィルダースチョイス」の意味としては、
「走者がいる状態で、野手が一塁以外の塁に送球すること、」
「打者や走者が自分以外の走者をアウトにしようとした結果、ミスなどで余分に進塁した場合」
「盗塁に対して守備側が何もせずに、走者が進塁した場合」

の3つを指します。
多くの場合、2番目の意味で使われることが多く、3番目の意味は2008年に初適用された新しい意味です。
また1番目の意味で使われることはほとんどの野球ファンでも知らないことなので、今回は2番目の意味を深掘りしていきます。

フィルダースチョイスの誤解と正解を解説

フィルダースチョイスでよく誤解されるのは、「エラー」との違いです。

ここでは「フィルダースチョイス」と「エラー」について詳しく解説していきます。

ここでは実際の状況を例示し、「エラー」「フィルダースチョイス」「ヒット」になる事例を挙げていきます。

前提として、記録は記録員が決定するもので、その判定方法は打球や状況によるのでここでは多くの場合における記録を紹介するので参考程度で読んでいただけると幸いです。

①「ランナーなし、打者の打った打球が平凡なレフトフライかと思ったが、レフトはグラブを弾いて落としてしまった。」
②「ランナー1塁、打者の打った打球がサードのグラブを弾いた。ボールを取り直して送球したが一塁はセーフだった」
③「ノーアウト1塁、打者はショートゴロを打ったが、ショートは2塁への送球をそらしてしまった。」
④「ノーアウト2塁、打者は送りバントをした。ピッチャーはボールを捕り三塁へ送球したがセーフの判定だった。」

まず①の場合、記録は「エラー」となることが多いです。
基本的にフライ捕球のミスはエラーで記録されることが多いです。
ただ、野手が打球を見失った場合などの誰も触れずに打球が落ちた場合は「ヒット」となります。
「フィルダースチョイス」はランナーがいないため記録されることはありません。

②の場合打球の強さにもよりますが「エラー」か「ヒット」となるでしょう。
この場合、サードが打球を取り、正しく送球できた場合はアウトと判断すれば「エラー」、打球が強かったり、捕球送球が良かったとしてもセーフと判断できる場合は「ヒット」と記録されます。
「フィルダースチョイス」は一塁以外に投げた場合に記録されることがあるのでこの場合は記録されません。

③の場合は「エラー」か「フィルダースチョイス」となるでしょう。
この場合も、送球が逸れていなければアウトと判断していれば「エラー」、送球が逸れていなくてもアウトと判断していれば「フィルダースチョイス」と記録されることが多いです。
また、まれに打球が非常に強いからグラブを弾いたと判断すれば「ヒット」と記録されることもあります。

④の場合、ほぼ「フィルダースチョイス」が記録されるでしょう。
ピッチャーは一塁に投げればアウトのところを三塁に投げたことでどちらもセーフとなってしまいました。
また、捕球ミス、送球ミスもないことから単なる「判断ミス」と言えるのでこちらは「フィルダースチョイス」と記録されます。

このように技術によるミスを「エラー」、判断によるミスを「フィルダースチョイス」と結論づけるのが良いでしょう。

フィルダースチョイスの記録上の扱いについて

続いて、フィルダースチョイスの記録上の扱いについて解説します。

まず、守備側ですが「エラー」ではないのでなにも記録はつきません。守備率が下がることもありません。

投手は「フィルダースチョイスによって出塁した打者・ホームに帰ってきたランナー」のいずれも自責点に反映されるので防御率は悪くなります。

打者は「内野ゴロ」扱いとなるので打率は下がってしまいます。
しかし、その結果サヨナラ勝ちとなった場合は全て「ヒット」扱いとなり打率は上がります。

また、「フィルダースチョイス」は「野手選択」と日本語では表現されます。
この和訳からも「判断ミス=フィルダースチョイス」というイメージが湧くのではないのでしょうか。

まとめ

今回は「フィルダースチョイス」について解説していきました。
エラーとは違い判断によるミスはプロでもあり得ることです。
プロ野球を見ていてもよく出てくる単語なのでしっかりと覚えていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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