こんにちは!
今回は、普段野球を見ていると何気なく言葉として出てくる指名打者(DH)制度について詳しく解説していきます!
指名打者の成り立ちや、向いている選手など詳しく説明していきますので、こちらの記事を読んでより野球観戦を楽しめるようになっていただければと思いますので、最後までお読みいただければと思います!
指名打者(DH)制度とは?
まずは指名打者制度についての概要を説明いたします。
指名打者制度とは「投手の代わりに打席に立つ打撃専用の選手」のことを言います。
現在はパリーグのみに存在する制度で、交流戦ではパリーグ主催試合ではセリーグの球団も指名打者制度を使用します。
また、オープン戦に関しては指名打者制度の適用は自由となっており、より多くの野手を試したいセリーグ球団も指名打者制度を使うことが多いです。
指名打者(DH)制度がもたらすメリットとは?
続いて、指名打者制度がもたらすメリットについて解説します。
①活躍できる選手が1人増える
まずは活躍できる選手が1人増える点です。
セリーグでは投手も打席に立つので9人のスタメンで戦いますが、パリーグではDHを含めた10人で戦います。
よって、活躍できる人が1人増えて、生活できる人が1人増えるということになります。
②投手のレベルアップ
DH制度によって投手は打席に立つことを考える必要がなくなり、投球に専念できます。
その影響か、現在パリーグの投手のレベルがかなり上がっています。
2023年は例年10人前後出ている3割バッターが2人しか誕生せず、ピッチャーがいかに抑えていたかがわかります。
実際、多くの選手が「パリーグの投手のストレートは速い」という話をしているのをよく見ます。
やはり、投手に専念することの重要性を感じますね。
個人的には、打席に立つことでわかる投手の要素もあるという点で、セリーグの投手の方が伸びていったりするのかなという印象もあったのですが、現在の時点ではそのようではなさそうですね。
指名打者(DH)の適任選手の条件とは?
さて、最後に指名打者に適任している選手を紹介いたします。
①打撃が得意な選手
まずは打撃が得意な選手はもちろん指名打者に適任しています。
特に、同じポジションで守備が上手い選手と打撃が上手い選手がいた時、指名打者制度がないと、どちらかがベンチメンバーにならないといけません。
そのようなときに打撃が得意な選手はDHとして出場させることができるので適任しています。
②新外国人選手
よく言われているのは①の条件ですが、新外国人選手に関しては適任しているのではと考えます。
新外国人選手は基本的にバッティングを買われての入団が多いです。
その中で守備が未知数だったりすることもあります。
さらに、新しい環境や、慣れない日本文化に苦しむ選手が多い中で、まずは打つことに専念してもらうために指名打者での出場を続けてから守備もやっていくという段階的な起用が選手の調子も上げていくのではと考える点から適任なのではと考えます。
逆にDH制のないセリーグで1年目から結果を残す外国人選手は相当評価しなければならないと個人的には思います。
③ケガ明けの選手
主力選手が怪我をしてしまうと1日も早い復帰が求められます。
その中で、怪我の再発を防ぐためにまずは指名打者のみの出場で守備での怪我のリスクを減らすという意味で大変適任だと思います。
しかし、怪我をしている主力選手を凌ぐくらいの若い戦力が出てきてほしいというのが現場の本音なのではと思います。
④ポジションが被っている選手
①と一部被る部分はありますが、ポジションが被っている選手でどちらも調子がいい時などはDH制度をうまく使ってどちらの選手も出すことができます。
また、選手が怪我した際もDH解除をして守らせることもできますから、柔軟な起用を期待することができます。
⑤新人選手
新外国人選手と少し被る点もありますが、期待のルーキーをDHで起用するということも利点です。
プロ野球の世界に飛び込んだばかりの新人選手でバッティングが魅力的な場合は適している選手といえます。
実際に、ルーキーの開幕戦でいきなり4番で起用されたという大胆な起用をされたケースもあります。
まとめ
今回は、指名打者制度について詳しく説明していきました。
指名打者制度の概要や、向いている選手などを説明していきましたが、2024年シーズンでも指名打者の選手に要チェックですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!