こんにちは!
今回はプロ野球界の超重要なポジション「クローザー」について詳しく解説していきます!
平成のプロ野球から新たな役割として出てきてから現在は必要不可欠なポジションとなったクローザーの魅力や、向いている投手について解説していきます!
ぜひ最後までお読みいただければと思います!
野球クローザーとは?役割も解説!
まずはクローザーについて解説していきます!
クローザーとはその試合の9回を抑える専用の投手で試合を締める(クローズ)させる人という意味でクローザーと名付けられています。
投げるイニングは1イニングであることが多いですが、クローザーの成績が直接チームの試合の勝ち負けに影響することから、非常に大事なポジションとされています。
しかも、クローザーが打たれるとほぼ確実に次の日の新聞などで批判の的になってしまいがちなので、多くのプレッシャーを受けてマウンドに立つことを宿命とされています。
さらに、そのプレッシャーを多い時には年に70試合近くマウンドで受けるわけですから能力ももちろんですがメンタルの強さも影響してきます。
クローザーの指標として記録で用いられるのが「セーブ」という記録です。
通算250セーブで名球会入りをすることができます。(野手は2000本安打、投手は200勝か250セーブ)
・通算セーブ数ランキング
1位 岩瀬仁紀(元中日) 407セーブ
2位 高津臣吾(元ヤクルトなど) 286セーブ
3位 佐々木主浩(元横浜など) 252セーブ
4位 藤川球児(元阪神など) 243セーブ
5位 平野佳寿(オリックス) 242セーブ
6位 松井裕樹(楽天) 236セーブ
7位 サファテ(元ソフトバンクなど) 234セーブ
8位 小林雅英(元ロッテ) 228セーブ
9位 山崎康晃(DeNA) 227セーブ
10位 益田直也(ロッテ) 218セーブ
250セーブを達成して名球会入りしたのは3人です。
1シーズン、クローザーを務めると大体30セーブくらいは獲得できるので、それを8〜9シーズンくらい続けられれば割と簡単なのでは?と思いがちですが、やはりそのプレッシャーから、長続きはできないのがいかに負担の重いポジションかがよくわかります。
1位の岩瀬投手は唯一の400セーブ達成者であり、唯一の1000登板達成者です。
現役の1位は平野投手で、2024年シーズンで8セーブを達成したら名球会入りが決まります。
また、外国人投手のサファテ投手が入っているのも特徴です。
このように、セーブは「いかに長く活躍するか」「いかに短く濃い記録を残すか」がかかってくるのではと感じます。
野球クローザーにはどんな投手が適任?条件は?
続いて、クローザーに向いている選手について解説していきます。
①早い真っ直ぐ+武器になる変化球
多くの投手がこの特性を持っています。
早い真っ直ぐはもちろん、上位のランキングを参考にすると1位の岩瀬投手はスライダー、2位の高津投手はシンカー、3位の佐々木投手はフォークなど「この人といえばこの変化球!」とイメージできるくらいの魅力のある変化球を持っていることが適正選手と言えるでしょう。
というのも、クローザーは1イニングをしっかり抑えられれば良いので、1つ大きな変化球があると、真っ直ぐとその変化球だけで打者を揺さぶることができてしまうので多彩な変化球を持っている人は先発ピッチャー向きと言えるでしょう。
②メンタルの強い選手
球種と同様に、メンタルの強い選手も適正選手と言えるでしょう。
チームの勝利がかかった場面での登板となるので、打たれてもしっかり次に切り替えられる選手が非常に良いでしょう。
特に現在はネット社会の発達から1回打たれただけで誹謗中傷のメッセージが届くこともあるそうです。
そのようなことも踏まえて、こちらの要素の大事さが際立ってきます。
クローザーの類義語は?
クローザーの類義語として「セットアッパー」という言葉があります。
「セットアッパー」は主にクローザーの前の8回を投げるピッチャーのことを言い、こちらもクローザー同様非常にプレッシャーの大きいポジションといえます。
また、セットアッパーを務めている投手がクローザーの不調によりいきなりクローザーに昇格する場合もあり、球に職場が変わるという意味でも大変なポジションともいえます。
セットアッパーの良さを示す指標として「ホールド」が挙げられます。
ホールドは抑え以外の中継ぎ投手へのチームへの勝利貢献を示す数字として重宝されています。
・通算ホールドランキング
1位 宮西尚生(日本ハム) 393ホールド
2位 山口鉄也(元巨人) 273ホールド
3位 浅尾拓也(元中日) 200ホールド
4位 マシソン(元巨人) 174ホールド
5位 又吉克樹(ソフトバンク) 167ホールド
6位 益田直也(ロッテ) 156ホールド
7位 五十嵐亮太(元ヤクルトなど) 163ホールド
7位 藤川球児(元阪神など) 163ホールド
9位 青山浩二(元楽天) 159ホールド
10位 増井浩俊(元オリックスなど) 158ホールド
1986年以降にアメリカで考案された指標のため、現役選手が多くランクインしています。
また、途中でクローザーになった投手もランクインしており、1位〜3位の選手のようにセットアッパー一筋という選手でないとなかなかランキング上位には行けないという現実もあります。
まとめ
今回は「クローザー」について詳しく解説していきました。
たった1イニングでもそこには多くのプレッシャーがあることがよくわかりましたね!
2024年シーズンもクローザーの活躍に期待ですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!