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野球知識:なぜ報復死球は起きるのか?報復死球の事例も交えて分かりやすく解説!

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こんにちは!

今回は、ごくたまにネット上でも議論される「報復死球」について詳しく説明していきます!

普通のデッドボールとの違いや、実際の事例なども踏まえながら説明していきますので、最後までお読みいただければと思います!

報復死球とは?

まずは、報復死球について詳しく解説していきます。

結論から申し上げますと、野球界で作り上げられた「暗黙の了解」を破ってしまった際に、次の打席にそのバッターに、または、破ってしまった選手の次のバッターなどにデッドボールをわざと当てることを言います。

長い長い歴史を刻んできたプロ野球には、明文化されているルールに加えていわゆる「暗黙の了解」とされているルールが作られてきました。

例えば、大量リードしている場面での盗塁や3ボール0ストライクからのバッティングは禁止 

ノーヒットノーランや完全試合の記録がかかっている時に、バントヒットなどを狙ってはいけない

などの相手に敬意を示すためのルールとされています。

近年では、例えば前者のルールなら10点差をひっくり返した試合などの出現から何点リードでも油断できないことから「暗黙の了解」を守っている場合ではないという見方もありますが、ここではまだ明確にあるものとして扱っていきます。

なぜ報復死球は起きるのか?

では、なぜ報復死球は起きてしまうのでしょうか?

近年では、相手チームへのリスペクトに欠く行為があった場合に起きるケースが多いです。

また、デッドボールにしなくても、相手の背中を通す報復投球をするケースもありますが、ここでは報復「死球」について取り扱います。

平成初期から2009年ごろまでは、上記に示した暗黙の了解を破った直後に報復死球を仕向けるケースが多かったです。

また、プロ野球OB選手がたまに「当てろ」のサインを出していたという話も番組などでしていることから報復死球は存在していたこともわかります。

報復死球の事例も交えて分かりやすく解説!

ここでは、報復死球と思われる事例を挙げながら説明していきます。

2010年4月9日 ロッテvs西武(千葉マリン)

この試合、ロッテの神戸拓光選手が2年ぶりのホームランを放った際、とにかくガッツポーズを繰り返し、ホームベースに戻ってベンチに帰ってからもガッツポーズを繰り返しました。

次のバッターが入る直前まではしゃぎすぎた結果、リスペクトを欠いた行為とされ、次の打席で明らかに報復死球と思われる投球を受けました。

このデッドボールに対し神戸選手は何事もなく1塁へ歩きましたが、わざとではないかとロッテベンチが激怒したことにより乱闘騒ぎになりました。

※報復死球ではないものの、報復行為なのでは?と推測された事例

2022年9月13日 DeNAvsヤクルト(横浜スタジアム)

この試合では三冠王、本塁打記録の更新が期待されていたヤクルトの村上宗隆選手にデッドボールを当ててしまった場面から始まります。

相手が豪速球を武器にしたDeNAのエスコバー投手だったこともあり、日本の宝への怪我への可能性もあったことからヤクルトベンチは激怒。

8回裏に打席に立った佐野選手に対し、ヤクルトベンチからは報復投球の指示が出たと考えられます。

ヤクルトバッテリーはベンチの指示に背くわけにもいかずインコース投球を続けます。

キャッチャーの中村選手は戸惑いながらもインコースに構え続けているのも印象に残っていますが、この時投げていたヤクルトの久保投手はまだ若手ということもあり、かなり投げ辛そうな表情がカメラ越しに伝わりました。

佐野選手も度々投げられるインコースへの投球に何かを誘ったのか苦笑い。

結局この打席はダブルプレーに終わりましたが、それでも怒り続けているヤクルトベンチからのヤジは野球ファンからの反感を買い、報復投球に関する考え方がネット上で議論されるきっかけにもなりました。

まとめ

今回は報復死球について詳しく説明しました。

個人的には令和の時代になって、伝統を重んじる必要性を感じていない部分はあります。

今時、わざとデットボールをする選手なんていませんし、そんなことをするくらいなら実力で黙らせたほうが正義だという考え方が一般化しています。

ハッキリいって前時代的な行為と言っても良いので、少しずつなくなっていけばと思うのが正直なところです。

現代のプロ野球では、まだ報復死球が横行していた時代を行きた世代がコーチ陣をしているためにまだ残っているのが事実です。

今後は、報復死球が減ってきた頃に現役として活躍した選手がコーチ陣になっていくことから、近未来的には報復死球は消滅していくのではないかと推測もできます。

皆様は報復死球について、どのように考えますでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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